モーニングセミナーレポート

一昨日の講話は株式会社新風書房 代表取締役 福山琢磨様の
「玉音放送は日本再生への原点」というテーマでした。

新風書房は毎夏、庶民の戦争体験を集めた『孫たちへの証言』
を昭和63年から刊行して今年で第20集になるそうです。

戦争という二度と起こしてはならない過ちをその異常さを次世代へ
文字として残していくことは大事なことで、戦後62年たって始めて
その思い出したくない体験を、語りだしたという人もおられるという。

学徒動員で軍需工場に行き大阪大空襲で九死に一生を得たものの以来ベット
生活、最近やっと車椅子に乗れるようになり小唄を楽しまれている。母亡き後、
妹さんのお世話になっておられる方の手記、その他2~3の証言を紹介されました。

そして、録音状態のいい「玉音放送」のテープを入手されたもをききました。

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終戦ノ詔書
朕、深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トヲ鑑ミ、非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト欲シ、茲
二忠良ナル爾臣民二告ク。
朕ハ帝国政府ヲシテ、米英支蘇四国二対シ、其ノ共同宣言ヲ受諾スル旨通告セシメタリ。
抑々帝国臣民ノ康寧ヲ図リ……

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何度かラジオ、テレビで聞いた放送ですが、まともに耳を傾けるのは初めてです。その文章を
示したコピーを見ながら拝聴したんですが、お経を目で追っているのとおなじ理解できない。

何度か文章をながめればそれなりに内容が読めるものの、62年前の日本語のむずかしいこと
これをどれ位の国民が理解していたんだろう。それに比べて現在の日本語のなんとも軽いこと。

戦争に終止符を打つのに軍幹部、政府、天皇含め大変な葛藤の末大きな決断をする。
それは全面降伏をするということだった。いかに日本国民を最小限の犠牲ですませるの
か、今となっては正解といえるんだろうが、その当時はどうだったのか創造も出来ない。

しかしこの決断があったから、そして新しい平和で住みよい国を再生するとい
う希望があったから今の日本があるんだということを深く考えさせられました。

後ろ向きなことは誰しも進んでやろうとは思はない、まして戦争体験証言集の
編集という大変な作業を続けられている福山琢磨様に尊敬の念を懐きます。

福山琢磨様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。ありがとうございました。

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鈴木豊廣 @設備てっく
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