2人の居酒屋店主が居ます。どちらも昨年始めて開業をしました。
1人は去年6月にOPENした焼き鳥中心の庶民向けのA店です。
始めは3人で営業していました。客席は12人程度です。
焼き場に1人と接客に1人いれば十分対応できます。
だから店主は暇で常連客としゃべってばかりいました。
なおかつ、日曜祝日はお休みしていました。これでは
連日超満員にならない限り利益が出るわけありません。
そのうちに焼き場の若い子が辞めてしまいました。
私は、店主にラッキーやったね!…と言いました。
店の人間が常連客ばかりとしゃべってたら一見さんが入り
にくくなるからあまりしゃべらない方がいいとも言いました。
もうひとつ、駅前で最高の立地条件なので休まないでやれば
かならず流行るから、営業せんかったら損やでとも言いました。
この助言を去年の12月からA店主は励行しています。
店主は淡々と焼き物をして一切無駄口を利かなくなりました。
店の女の子が休みのときは奥さんがヘルプで入ってくれます。
無駄がありません。客も付いて来るようになりました。
もう1人は去年11月にOPENしたいっぱい飲み屋です。
こちらも庶民向けの店ですが1人当たりの単価は安いです。
サラリーマンが毎日来れる店を目指しました。
しかし意外と若者が来るようになりました。
ところが、あてにしていたサラリーマンが思うように来ません。
OPENから日曜祝日も営業していましたが、30日と昨日の祝日
はお休みしていました。GW後半も休むと聞いています。
A店の方は、昨日夕方6時過ぎに覗いてみると客で賑わって
いました。…暇やったらいっぱい飲んで帰ろうかと責任上思った
んですが家では豚の角煮が待っているので寄らずに帰りました。
2店の違いはなんだろう?メニューや味単価は大差はありません。
A店主は素直に助言を聞いて実行しました。
あくまでも待ちの業態です。そこへ行けばいつでもやっている。
行けばくつろげる空間がある。明るく笑って帰路につける。…
また次も知らず知らずに足が向くということなのね。
ほんのちょっとの違い。それは、顧客のほうに
向いて商売をしているかということだと思います。
どの商売も同じことだとつくづく思いました。
ほんとうはナナちゃんが居るか居るらんかは言っちゃーいけねぇ(笑)
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設備の小売業として地域社会に貢献します。
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鈴木豊廣 @設備てっく
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