成文化セミナー

土日で、同友会の経営指針確立・成文化セミナーを受けてきました。

そもそも中小企業家同友会には知り合いに誘われて入ったのですが
1年を経て、積極的に参加しているメンバーの謙虚で献身的なおかつ
学ぶ姿勢が素晴らしいと常々思っていました。

その中で、経営指針確立成文化セミナーは受けておくべきだと、多く
の方から進められていました。たまたま最初にお誘いを受けて入った
のが兵庫県の同友会だった為、私も機会があればと思いつつ会場が
遠方だというこじつけの理由で参加に至っていませんでした。

大阪府の同友会に移って4月の3日に参加したオリエンテーションで、
株式会社KOTOYAの豊田様がこのセミナーにまだ席があるから今か
らでも参加できますよ…との案内に今しかないと即申し込みしました。

今回はコースA(経営理念作成コース)を受けました。
オリエンテーション、自己紹介、導入の講義とプログラムが進んで、
1日目の午後から全体討論が始まりました。ここからが確信に近づ
いていくわけです。

「貴方は何のために会社を経営していますか?」
「大切にしている価値観・人生観は何ですか?」
そこまで考えて経営してないし、改めて聞かれても答えが出てこない。

とりあえず出した答えに鋭い突っ込み…えぇー!それは想定外~…
たじたじになりながら、否が応でも自身と自社に向き合うようになる。

仮に作った経営理念の発表予行演習では、容赦なしの指摘にごもっ
とも…指摘を基に深夜まで、真剣に自身と自社について対峙する。
こういう機会がなければ永遠にそんなに考えることはなかったと思う。

第三者に指摘されて他社に勝っている点に気づいたり。新しい発見が
出来たのも大変有意義だったと思います。

経営理念らしきものは作っていましたがそれは、他社の寄せ集めで
少し内容を我社に置き換えただけの内容でした。

苦しんでひねり出した経営理念を翌日、全員の前で発表となりました。
それぞれが前日とは打って変わってよくなっていました。理念を言葉に
する。簡単そうですがなかなか纏まらない。しかし形になった時それが
社員の行動指針になる。経営者自身も迷った時に、原点に戻ることが
出来るというすごく大事な心の羅針盤です。

このセミナーを受けて、経営理念とはいかに大事であるか、経営者の
熱い思いが込められていない経営理念なんて何の意味もないという
ことを思い知らされました。

仕方なしに参加された方もいたかと思いますが、参加者全員が今回の
セミナーに参加して本当に良かったという感想でした。帰りにコースB
(経営方針作成コース)の申し込みを用紙を同期の方4名と提出して
8月の再会を誓って別れました。

リーダーの豊田様、サブリーダーの諸氏また事務局の皆さん本当に
有難うございました。昨日朝礼で発表させていただきました。合掌!